発言の背景
名ゼリフ考察。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
エギーユ・デラーズがアナベル・ガトーに対して向けた言葉です。
デラーズはジオン公国軍の残党として、核兵器を搭載した新型ガンダム(GP02サイサリス)の奪取、それを用いた観艦式襲撃(『ソロモンよ、私は帰ってきた!』でお馴染み)、そして北米穀倉地帯へのコロニー落としからなる「星の屑作戦」計画し、一年戦争の終戦協定は売国奴による偽りのものであるとして改めて地球連邦に対して宣戦を布告します。
デラーズに忠誠を誓い、心酔しているとも言える最強の右腕がアナベル・ガトー。
そんな彼が不穏分子(シーマ・ガラハウデラーズ・フリート=デラーズ率いるジオン残党軍に参画するも、裏では連邦に通じて寝返りを画策)についてデラーズに進言した際の言葉です。
事の顛末
結局はシーマの裏切りによってデラーズは命を落とすことになります。
その志を受け継ぎ、星の屑作戦の成就を成したガトーもまた、戦場で散ることになります。
大儀、すなわちデラーズらなりの正義を貫き正しいことをやり通そうとする(腐った連邦に対する独立戦争のけじめ)時に、一部の部下が謀反を起こそうと企てているなどと言う些末なことに気を取られてはいけない、というつもりでデラーズはガトーを諭しました。
しかし実際には、その些末な火種が作戦全体を狂わせることになり、自分もガトーも命を落とすことになったのです。
後からしてみれば、このセリフは『小事への対処を疎かにすれば足元をすくわれ兼ねない』という教訓になってしまいました。
シーマの『柔らかいわき腹を突かれるとは、思いませなんだなぁ』というセリフがそれを物語っています。
教訓
現実社会においてもこのようなことはありがちです。
特に上司は業務を俯瞰して見ているので、現場から上がってきた声に耳を傾けないことなど良くある話です。
それを現場がうまく対処してくれていれば事無きを得られますが、そうでは無い場合にはただ単に無能を曝け出すことになり兼ねません。
デラーズの言いたいこともよく分かりますが、リスクを読み切れなかった戦略家としての落ち度でもあるのでしょう。
誰もが完璧であることは出来ませんので、他人の声にも耳を傾け、適切なリスク分析が出来るようにしなければならない教訓としましょう。
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